指輪のデザインを決める時「何か意味があるものにしよう!」と多くの人が考えるのではないでしょうか。
自分の気持ちが上がるモチーフや2人だけの特別な意味合いのデザインなど。。
世の中にはあらゆるモチーフの『マーク』や『サイン』が溢れています。
それを見ただけでどこの会社なのかが判ったり、どんな場所なのか、どんな意味があるのかさえ分かったりします。
企業も個人も分かって欲しいことや思いを『マーク』や『サイン』に込めるのですね。
指輪のデザインの場合は、身につけるものだからこそ意味のあるものにしてみてはいかがでしょうか。
自分の士気を高めたり、相手をいつも感じられる存在になるのかもしれません。
デザインの意味を知ってから指輪のデザインを決めてみるのも面白いと思いますよ。
自分の気持ちが上がるモチーフや2人だけの特別な意味合いのデザインなど。。
世の中にはあらゆるモチーフの『マーク』や『サイン』が溢れています。
それを見ただけでどこの会社なのかが判ったり、どんな場所なのか、どんな意味があるのかさえ分かったりします。
企業も個人も分かって欲しいことや思いを『マーク』や『サイン』に込めるのですね。
指輪のデザインの場合は、身につけるものだからこそ意味のあるものにしてみてはいかがでしょうか。
自分の士気を高めたり、相手をいつも感じられる存在になるのかもしれません。
デザインの意味を知ってから指輪のデザインを決めてみるのも面白いと思いますよ。
この記事でわかること
1.モチーフのデザインの持つ意味
モチーフ(motif)とはフランス語で創作にあたっての動機・テーマ・題材を意味します。
しかし、ファッション用語では柄やデザインの決め手、メインとなる象徴的な形や模様を意味します。
昔の人々は目には見えない愛、命、希望、夢、幸福といった想いや願いを形あるものに作りかえて表現し、大切な人に伝え、託してきました。
ここからさまざまな意味を持つモチーフが生まれ、願いを叶えるお守り、災いから身を守る護符として人々が身に着けるようになりました。
西洋ではそれぞれのモチーフに特別な意味を込めたジュエリーが誕生し、今では世界中の人々に親しまれています。
指輪を選ぶ時にはデザインの好み・美しさ・可愛さ・かっこよさといった見た目だけではなく、ぜひこの機会にモチーフや形に込められた意味にも目を向けてみてください。
デザインに込められた想いや願いを知ることで、よりいっそう大切な指輪への思い入れも深くなることでしょう。
2.モチーフのデザインの種類
指輪は形や使用されるモチーフ、素材、色、宝石の種類、配置の仕方など個性溢れるデザインが日々新しく生み出されています。
その中でも特に人気の高いモチーフをご紹介します。
2-1【花・フラワー】
女性らしさを引き立たせてくれ、優しい気持ちにさせてくれるフラワーモチーフ。
始まりは唐草模様といわれ、その美しさ・愛らしさから世界各地で定着していきました。
フラワーモチーフは『幸せ』『愛情』『美』『喜び』の象徴として結婚指輪へのモチーフとしても愛されています。
また、蕾が開き満開の花がどんどん増えていくことから財産が増える金運UPにも効果があるといわれています。
モチーフとして人気の高いフラワーをご紹介します。
2-1-1《バラ》
ギリシャ神話では愛と美の女神アフロディーテ誕生の際に祝福の花として登場しました。
『美』と『幸せ』を表し『女性らしさ』を高める象徴です。
バラには棘があることから災いを寄せつけない魔除けとしての意味もあります。
2-1-2《桜》
桜の花言葉は『優美な女性』と『精神の美』で純粋な愛の象徴とされています。
桜は日本の美を象徴する存在でもあり、誰からも愛されるモチーフです。
『祝福』『お祝い』を意味するモチーフともいわれ、結婚指輪のモチーフとしてもよく使用されています。
桜のモチーフに合わせてピンク色の水晶や宝石を埋め込んだり、リング素材をピンクゴールドと組み合わせたりと『幸福』を表すピンク色とあわせたデザインも人気です。
2-1-3《マーガレット》
『真実の愛』『誠実』という花言葉を持つマーガレット。
人と人とのつながりを深め、大切な『縁』を引き寄せてくれるといわれるモチーフです。
2-1-4《ユリ》
聖母マリアの花とされるユリは『清らかな愛』と『最上の幸せ』の象徴です。
ユリの花言葉は『無垢』『貴重』『純潔』で結婚式で新婦を彩る花としても人気です。
また、土中の球根で再生することから『永遠の愛』『誠実な愛』の意味合いも持つモチーフです。
2-1-5《プルメリア》
可憐な白い花で甘くてやさしい香りのプルメリア。
神の宿る神聖な花ともいわれ、ハワイアンジュエリーで特に人気のモチーフです。
花言葉は『気品』『熱心』『陽だまりのような人』で身に着けると魅力的になるといわれています。
2-1-6《ハイビスカス》
『神に捧げる花』という意味があるハイビスカス。
花言葉は『上品な美しさ』『繊細な美』『新しい恋』『信頼』で輝かしい未来や、新しい恋を望む人にチャンスを与えてくれるモチーフです。
2-2【葉・リーフ】
リーフモチーフは『成長』『希望』『再生』『復活』を表し、願いを成就させてくれるラッキーモチーフです。
起源はフラワーモチーフと同じく唐草模様。
古代から唐草模様は『永遠』『無限』の象徴として愛されてきました。
リーフは若さや生命力の象徴でもあります。
いつまでも若々しく活躍していきたい時にもおすすめです。
人気の高いリーフモチーフをご紹介します。
2-2-1《月桂樹・ローリエ》
月桂樹の花言葉は『輝ける未来』『栄光』『勝利』
古代ギリシャや古代ローマでは『幸福の木』として結婚指輪のモチーフに使われてきました。
また、月桂樹は常緑樹であり『永遠の命』『勝利』の象徴とされています。
2-2-2《つた・アイビー》
いつでも緑の葉をつけていることから『永遠』の象徴とされ結婚指輪のモチーフにも使われてきました。
また、しっかりと絡まっていくことから『友情』『誠実』の象徴ともいわれています。
2-2-3《オリーブ》
オリーブは1本だけでは実が成らず2本の木が合わさることによって実を結びます。
このことから『夫婦の木』『幸せを呼ぶ木』と呼ばれ、パートナーとずっと共に幸せでありたいと願うときにおすすめのモチーフです。
オリーブは『平和』と『繁栄』の象徴としても知られています。
2-2-4《クローバー》
めったに見つけられない四ツ葉のクローバーは見つけると幸せが訪れる『幸運』の象徴として有名です。
四つの葉はそれぞれ『名声』『愛情』『豊かさ』『健康』の意味を持ちます。
これらの4枚がすべて揃うことで『真実の愛』を意味するといわれています。
1つのリングに2つずつ葉を彫り、2つのリングを重ね合わせて1つの四ツ葉になるようにしたペアリングも人気があります。
2-3【動物】
2-3-1《馬蹄・ホースシュー》
馬蹄(ばてい)とは馬のひづめの下に打ち付ける蹄鉄のことです。
ヨーロッパでは病気・怪我・災いをさける魔除けとして扉にかけたり、花嫁を悪い物から守るために結婚式の日に玄関に飾るなど家運UPとしてなじみの深いモチーフです。
また、U字型のなかに舞い込んできた幸運を受け止め逃がさないといわれています。
2-3-2《猫・キャット》
古来より魔除けの力もあるといわれている猫のモチーフ。
良い運を連れてきてくれる存在ともいわれ『幸福』や『商売繁盛』のお守りとしても人々に愛されてきました。
ネコの可愛い耳をモチーフにするデザインも人気です。
2-3-3《イルカ・ドルフィン》
イルカは『愛』と『平和』の象徴です。
人々に癒しと喜びを与えてくれる存在として古くから人々に愛されてきました。
また、そのコミュニケーション能力の高さから恋愛や人間関係を良い方向へ導く力があるといわれています。
イルカはハワイの守護神の1つとして大切にされてきたこともあり、幸福を運ぶ使者としてハワイアンジュエリーでも人気のモチーフです。
2-3-4《蝶・バタフライ》
さなぎから脱皮して美しい姿に変貌を遂げる蝶は『美』と『飛躍』の象徴として大切にされてきました。
本来の美しさを引き出したい時、新しい道へ一歩を踏み出していく時におすすめのモチーフです。
2-4【天体】
2-4-1《星・スター》
五角形の星の形は西洋では古くから悪を封じるとして身を守るお守りとして用いられてきました。
また、流れ星に願いをかけることから『夢』と『希望』の象徴として願いを叶えてくれるといわれています。
夜空に光り輝く星は身に着ける人に『明るさ』『自信』『チャンス』『出会い』などの幸運を与えあなたを守ってくれるでしょう。
男女問わず取り入れやすく人気の高いモチーフです。
2-4-2《月・ムーン》
月は『女性らしさ』『優しさ』の象徴です。
古代から月は女神にたとえられ『美の守護者』として母性を高め、あなたに知性と安らぎをもたらしてくれるでしょう。
満ち欠けを繰り返すことから『成長』を意味し、三日月は『発展』の意味を持つモチーフとされています。
月が満ちていく様子から金運UP、闇夜を明るく照らしてくれることから人生の道しるべの意味合いもあります。
甘すぎないモチーフとして大人の女性にも人気です。
2-4-3《太陽・サン》
太陽は『力』と『エネルギー』の象徴です。
あらゆる不幸や災いをよせつけない魔除けの力『成功』『発展』『成長』『エネルギー』『生命力』の象徴です。
新しく何かを始めるとき、人との結びつきを深めたいときにおすすめのモチーフです。
2-5【自然】
2-5-1《雫・ティアドロップ》
昔の人たちは乾いた大地に降り注ぐ恵みの雨を『神々が流す涙のしずく=ティアドロップ』と呼んでいました。
涙は悲しい時だけでなく、大きな歓びの時にも溢れるもの。
五穀豊穣を導く雨のしずく『生命』『喜び』の象徴として人気です。
2-5-2《雪の結晶》
雪の結晶は『心の浄化』という意味を持つ幸運のモチーフです。
触れたらすぐ溶けてしまうはかなげなイメージがありますよね。
しかし、溶けた雪は水になり大地にしみこみ、やがて雨になります。
その循環が『再生』『生命』を象徴しています。
2-5-3《波・ウエーブ》
寄せては返す途切れることのない波は『永遠に途切れることのない愛』を表しています。
ブライダルリングやペアジュエリーによく用いられるモチーフです。
ハワイでは海には神様がいると信じられており、海からの幸せを運んでくれる神聖なものとされハワイアンジュエリーでも人気のモチーフです。
2-6【その他】
2-6-1《羽根、翼》
『飛躍』や『上昇』の象徴として身に着けた人の能力を伸ばし躍進させると言われています。
新しいことにチャレンジするとき、さらなる高みを目指すとき、新しい幸せに向かって羽ばたくときのお守りとして人気のモチーフです。
2-6-2《ハート》
愛らしいデザインから女性に人気のハートモチーフ。
ハートは心臓の形をあらわし愛と感情が宿る大切な場所です。
ハートモチーフは『生命』『愛情』『幸福』の象徴。
『永遠の幸福』『恋愛成就』『幸せな結婚』の意味が込められています。
女性へのプロポーズに贈ったり、婚約指輪としても人気の高いモチーフです。
2-6-3《十字・クロス》
男女問わず取り入れやすいクロスのモチーフ。
神聖なパワーを持ち、身に着ける人に神秘の力を与え、災いから守ってくれるといわれています。
また、十字の形は天と地の交流を表し『地』『水』『火』『風』の四要素を満たす『生命力』『完全』の象徴ともされています。
クロスには『永遠』という意味もあり、永遠の愛を誓う結婚指輪にもおすすめです。
クロスの彫り部分にダイヤを埋め込んだデザインも人気です。
2-6-4《錨・ANCHOR》
アンカーは嵐の海でも船をしっかりと固定することから『安定』『力』『希望』の象徴とされています。
人生の荒波から身を守ってくれ、明るい旅や道へと導いてくれるといわれています。
2-6-5《リボン》
『結ぶ』というイメージから人と人との絆を強くする縁結び・良縁の力のモチーフとして人気です。
リボン結びの中でも蝶がが羽を開いたような形に結ぶ『蝶々結び』は結ぶ形が『∞無限大』に似ているため、おめでたいことが何度も続くことを意味するといわれています。
恋愛や結婚の運気UPとして恋人からリボンモチーフのアクセサリーを贈られると二人の関係がより深まるそうです。
恋愛だけでなく人との絆をもっと深めたい、素敵な縁を呼び込みたい人におすすめのモチーフです。
2-6-6《鍵・キー》
『大切なものを守る』『幸せの扉を開く』をいわれる鍵モチーフ。
古くから魔除けとして幸運・希望の象徴として身に着けられてきました。
また、鍵と錠を好きな人とペアで持つことで二人の愛の絆がより深まるといわれています。
希望の扉を開くといわれる鍵モチーフは心を開き人との絆を深めてくれ、幸運や繁栄を呼び寄せるラッキーモチーフです。
2-6-7《王冠・クラウン》
王冠は『力』の象徴と同時に『成功』『美』『豊かさ』の意味でも用いられてきました。
達成したい目標や、夢への実現を後押ししてほしい人におすすめのモチーフです。
3.モチーフのデザインの持つ意味や種類についてのまとめ
母から娘へ代々受け継がれたり、婚約・結婚といった人生の節目と深く関わる指輪はジュエリーの中でも大切な想いがたくさんつまった特別なジュエリーです。
指輪に使われるモチーフや形にはそれぞれに象徴とする意味や由来があります。
モチーフデザインの指輪はシンプルなデザインのものに比べて手元を華やかに魅せることができ、装いのアクセントにもなります。
シンプルな指輪との重ね着けもおしゃれですね。
また、2つの指輪を合わせることで1つのモチーフが完成するペアリングはパートナーとの絆をさらに深めてくれるでしょう。
大切な方に指輪を贈る際にはモチーフの意味も知り、あなたの思いを託してみてはいかがでしょうか。