「エメラルド」という宝石は様々な書物や文献に登場してきます。
ダイヤモンドより多いかもしれません。
古代から権力の証であったことで剣や冠などにも装飾されてきました。
現代においても「エメラルド」の気高さは何ら変わりません。世界中の女性の憧れの宝石です。
勿論多くのハイブランドも沢山作品を作っています。
昭和の頃はまだ着物を着る女性も多く大きな「エメラルド」の指輪をしている人は沢山いました。
「おばあちゃんがしている指輪」のイメージを持っている人は多いかもしれませんが決して年配向けの指輪ではありません。
それなりに経験を重ね、大人になった女性がつけることが許される高貴で高級な宝石なのです。
クレオパトラも愛した宝石「エメラルド」の鮮やかな緑色はきっとあなたの心を豊かなものにしてくれるでしょう。
この記事でわかること
1.年齢などの違いで似合うデザイン
深く澄んだ緑色が美しいエメラルドリングは婚約指輪やフォーマルにも使える由緒正しいジュエリーです。
エメラルドの魅力は神秘的な色に加えて、ヒーリング効果や愛、知性向上などたくさんのエネルギーを備えているところ。
エメラルドは昔から着物にとても良く合うということもあり、おばあ様やお母様から古いエメラルドの指輪を譲り受けて持っている人も多いのではないでしょうか。
エメラルドはカジュアルな低価格のものからハイジュエリーに至るまで、実にたくさんのデザインと原産国も含めて種類が豊富です。
例えば、おばあ様やお母様から譲り受けたプラチナ台のダイヤ取り巻きのエメラルドリングを20代の若い女性がつけていたら少し違和感がありますよね。
逆に地金の細い可愛らしい一粒のエメラルドリングを50代の女性が着けるのもしっくりしない感じを受けます。
多くの宝石の中でも特にエメラルドは年齢の違いで似合うデザインがはっきりしているといえます。
指輪は高価なもの、大粒のもの、ブランド物を身に着けることが良いということではなく、年相応な用途に合ったものを身に着けることが最も大切です。
2.自分の好みのデザイン
自分好みのデザインの指輪は飽きずに長く身に着けることができますよね。
エメラルドの指輪は数万円から数百万円、それ以上のものまでクラスによって様々です。
地金がゴールドかプラチナでも随分印象が違ってきます。
シンプルなものからダイヤモンドをあしらった豪華なもの、カジュアルシーンに適したデザインからフォーマルなものまで、エメラルドリングには多くのデザインと種類があります。
例えば、雑誌で見て気に入ったシンプルなエメラルドリングを実際にお店に行って試着してみたら石が小さすぎておもちゃのリングのように感じてしまう。
逆に、お母様から譲り受けたエメラルドの豪華な指輪はデザインが少し古くて着けることに抵抗を感じてしまう、なんてこともあるでしょう。
まずは、普段使いにするのかフォーマルなシーンで身に着けるのか、どんな時に身に着けるのかを決めること。
着け心地も大切なポイントになります。
そしてもちろん、予算は一番に考えなくてはなりませんよね。
このように自分好みのデザインのエメラルドリングを見つけることは実際にお店で試着しても色々迷ってしまって決めるのは難しいと言われています。
こんな時に頼りになるのが、実はジュエリーのオーダー・リフォーム（リメイク）専門店なのです。
「エメラルドの指輪が欲しいけど、なかなか決められない。。。。。」
そんな時は信頼できるジュエリーのオーダー・リフォーム（リメイク）専門店に相談されることをお勧めします。
経験値の高いデザイナーなら、その人の年齢や用途に合ったデザインをアドバイスしてくれます。
どんなシーンにどの指に着けたい、手持ちの指輪と重ね着けをしたいと考えているなら、ぜひその指輪も持参してみてください。
勿論、おばあ様やお母様から譲り受けた、なかなか出番のないエメラルドジュエリーのリフォームの相談にものってくれます。
ほとんどのジュエリーのリフォーム（リメイク）専門店では相談、見積もり、デザイン画を描いてもらっても代金は必要ありません。
最近では原産国がはっきりとしないエメラルドもたくさん店頭に並んでいます。
もし、代々受け継いだ深緑のエメラルドを持っているなら尚更、ジュエリーのオーダー・リフォーム （リメイク）専門店に持って行かれてみてはいかがでしょうか。
原産国がはっきりと分かる年代物のエメラルドは希少価値の高いものが多くオーダーメイドすることにより、もしかしたら貴女だけの、世界に一つだけのハイジュエリーに生まれ変わるかもしれません。
3.どんな時に着けるか
世界の四大宝石と言えば「ダイヤモンド」「ルビー」「サファイヤ」そして「エメラルド」
中でもエメラルドは最古の歴史を持ち、クレオパトラがこよなく愛した宝石としても有名です。
「クレオパトラ鉱山」と呼ばれる自分専用の鉱山を所有するほどクレオパトラはエメラルドを愛していたことが知られています。
エメラルドの深い緑色の神秘的な輝きは人々の心に安らぎと豊かな想像力をもたらすといわれているのです。
日本では新緑が輝く５月の誕生石ですね。
エメラルドの宝石言葉は「幸運、希望、幸福、喜び」などがあります。
また、成功と勝利をもたらすとされる石でもあり、幸運のお守りとして身に着けている人もいるようです。
そんな、魅力あるエメラルドの指輪をいつ着けるのか考えていきたいと思います。
3-1【普段も身に着ける】
普段使いのエメラルドの指輪はハーフエタニティタイプのものなどが良いのではないでしょうか。
エメラルドの石がすべて横一列に並んでいるデザインのものやエメラルドとダイヤモンドが交互にならんでいるデザインです。
当たったり引っかかるなどの心配がない高さのないものがお勧めです。
3-2【お出かけの際に身に着ける】
例えば、世界五大ジュエラーのヴァンクリーフ&アーペル、ブルガリ、カルティエ、ティファニー、そしてハリーウィンストンの店頭で
「エメラルドの指輪を見せてください」
というと、ハイジュエリーと呼ばれる大変高価なジュエリーが奥の方から運ばれてきます。
中には数千万円以上するようなものも珍しくはありません。
自然の奇跡というべき最高品質のエメラルドはダイヤモンドより価値があるとされているからです。
しかし、さすがにそのようなハイジュエリーを身に着けてお出かけ、、、というわけにはいきませんよね。
お出かけの際に身に着けるお勧めのデザインは、まずエメラルドの石が小粒であっても緑色が鮮やかで、照りのある良質なものが良いでしょう。
例えば、アームはシンプルなストレートラインで中央のエメラルドの両脇に中央に向かって大きくなるように２粒ずつダイヤモンドを配したようなデザインは、エメラルドに視線を集めてくれる効果があります。
このように、エメラルド一粒よりも石の横や周りにメレダイヤモンドを配したようなデザインのものはエメラルドを際立たせ、手指を華やかに演出してくれます。
お出かけの際に身につけるのには良いのではないでしょうか。
地金はゴールドなら華やかでカジュアルな印象に、プラチナなら落ち着いた印象になるでしょう。
4.エメラルドの特徴と注意点
エメラルドの石の特徴と注意点について記しておきたいと思います。
4-1【特徴】
エメラルドの産地は複数あります。
宝石のプロであればエメラルドをひと目見るとその産地が分かるといわれるほど産地によって色に特徴があります。
現在、産出量が最も多いのがコロンビア。
コロンビア産のエメラルドの特徴は柔らかな美しい緑色です。
コロンビア産をはじめ、どの産地のエメラルドにも共通して言えることは天然のエメラルドの内部にはインクルージョン（内包物）とクラック（ひび割れ）が多くみられることです。
それらを目立たなくするために、ほとんどの天然のエメラルドには合成樹脂やオイルなどの含浸処理が行われています。
つまり、わかりやすく言えば天然の気泡やひび割れにオイルを詰めて亀裂などを目立たなくし、透明感のあるエメラルドに仕上げてあるということです。
4-2【注意点】
エメラルドを超音波洗浄をすると含浸していたオイルが抜け、もとにあった気泡やひびが見えるようになることがあるため、エメラルドのジュエリーは超音波洗浄はしないと言うことが徹底されています。
また、エメラルドの硬度は比較的高い分類になるのですが、衝撃、熱、そして急激な乾燥にも弱い性質を持っているため、特に普段使いの際にはそれらを踏まえて取り扱い、洗浄などのお手入れの際には気を付けなければなりません。
5.自分に似合うデザインを決めるためのまとめ
古くからエメラルドは「愛」の象徴とされ、安定や幸運、そして幸せな結婚生活を見守ってくれる石とされてきました。
結婚55周年の記念日に「エメラルド婚式」という名前が付けられたのはエメラルドの深く美しい緑の色合いが「静かで深く尊い夫婦の絆や愛」に通じるためだとされています。
そんな深緑の輝きと美しさを持ち、ヒーリング効果などたくさんのエネルギーを備えているエメラルドを日常的に取り入れたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
いつも結婚指輪を着けている人なら、結婚指輪と重ね着けできるエメラルドをあしらったエタニティリングやピンキーリングを着けるのも手指が華やかになって素敵ですよね。
さらに、エメラルドのヒーリング効果を感じられたら、こんなに素敵なことはありません。
自分に似合うエメラルドのデザインに迷った時はジュエリーのオーダー・リフォーム（リメイク）専門店に足を運んでみて下さい。
世界に一つしかない自分好みのエメラルドの指輪のデザイン画を描いてもらうだけでもエメラルドのもつ深遠な石のパワーの恩恵に預かることができるかもしれません。
