昭和までの間に旦那様達の多くが結婚指輪をつけるのを嫌がっていた時代がありました。
「結婚式で着けたっきりほとんどつけてないよ~」
という旦那様。。わりと沢山いるのです。
では、何故大切な結婚指輪を着けないのか?を考えてみましょう。
※結婚していると思われたくないから?
いやそんなはずはありません。
新婚の旦那様方は「内の嫁が。。」と照れながらも言いたい人が多いので。。
※モテたいから?
いや、結婚指輪をしているほうがモテます。
※「そんな女みたいなのができるか!」と結婚指輪を男性がするものと認識していないから?
いや、どこから見ても完全なる男性ですから安心して下さい。
それにもともと大昔、装飾品を着けるのは男性の特権でしたので女性だけのものではありません。
※結婚指輪をつけていると何となく指に違和感があるから?
おや?何か怪しくなってきましたね。。
では、「違和感」ってなんでしょうか?
例えばゴワゴワした洋服や体に合っていない窮屈な洋服は脱ぎたくなりませんか?
それって「心地」が悪く「違和感や不快感」を感じるからですよね。
人は何でも心地が悪いと何とか解決しようとします。
なぜなら、快適になりたいからです。
実は結婚指輪だってそれと同じなのです。
着けにくい指輪だから外したくなるのです。
それならば快適でつけ心地の良い結婚指輪にすればきっと違和感はなくなるはず。
では、快適でつけ心地の良い指輪とは一体どんなものなのでしょうか。
居心地の良い家庭を築くためにはまず!
結婚指輪のつけ心地を知り夫婦でずっと永く着けられる結婚指輪を探しましょう。
この記事でわかること
1.結婚指輪のつけ心地を左右するサイズ選びのポイント
つけ心地とは皆さんの身近のもので例えるとお洋服の着心地と似ています。
洋服同様、購入後「やはり少し大きかった。。」や「きつかった。。」などと気になり、せっかく気に入って購入した服も段々と着なくなってしまった事はないでしょうか。
逆にデザインもお気に入りでサイズ感もピッタリの服は自然と着る回数が増えていくことはないでしょうか。
指輪のつけ心地も感覚は同じです。
特に結婚指輪は毎日身に着けるもなので指につけた時のサイズ感や心地良さが大切になってきます。
そこを意識して直接店頭でプロのアドバイスを受けましょう。
自分はピッタリのサイズが良いのか、少しゆったりめがいいのかなども試着して確認しましょう。
日々の生活でむくみが出る日もあったり人によってはサイズが一定ではない事もあります。
指輪を選ぶ時はプロのアドバイスを聞くことがおすすめです。
2.つけ心地がいい結婚指輪のデザイン
指輪とは文字通り指に着けるものですよね。
実は直接指に触れている面積が多いか少ないかでもかなり着け心地が変わるのです。
例えば、
9号サイズのタイトスカートとフレアスカートでは?
Aラインのワンピースとチャイナドレスでは?
スキニージーンズとワイドパンツでは?
そうなのです。
同じサイズでも触れている部分の違いで着心地が違ってくるのです。
指輪も同じなのです。
基本になる指輪の表面の形状を内側の形状にも種類があるのでぜひ知っておきましょう
2-1【表面のデザイン】
2-1-1《甲丸》
甲丸とは指輪の表面に角がなく丸みを帯びている指輪のことを言います。
甲丸の指輪はコロンと丸みを帯びているので優しい印象を与えてくれます。
結婚指輪は毎日身に着けるものなのでシンプルで飽きのこないデザインや着け心地がいい指輪が好まれています。
手に指馴染みが良く昔からリクエストが多い結婚指輪です。
直接指にあたる内側の着け心地が良ければなお着けやすくなります。
華やかなデザインというよりシンプルな結婚指輪を選びたい方に人気です。
シルエットは女性らしくなるので男性には少し抵抗がある方も少なくありません。
そして、指輪の厚みがあまり薄いものだと歪みの原因になります。
シンプルでも強度は大切です。
特にブランドやブライダルサロンの既製品の場合サイズに関係なく同じグラムの場合が少なくありません。
要するに「サイズが大きくなると厚みが薄くなる」という事です。
サイズが大きい指輪は男性がする事が多いので注意が必要です。
2-1-2《平打ち》
平打ちとは指輪の表面がまっ平な形状のものを言います。
男性が好むことが多いこの形状はカチッとした印象です。
表面の幅に高低差がないので傷がつきやすいのが特徴です。
2-1-3《平甲丸》
平甲丸とは平甲とも言います。
形状は甲丸より平なもので平打ちより丸みがあります。
甲丸と平打ちのいいとこどりのような形状です。
多くの結婚指輪のデザインのベースになっていて男性にも女性にも人気があります。
2-2【内側のデザイン】
直接指に触れる指輪の内側は通常平らか指に沿ってへこんでいます。
またその逆で膨らんでいる形状があります。
2-2-1《内甲丸》
内甲丸とは指輪の内側の角が面取りされ丸みを帯びている形状のことを言います。
指輪の内側の角が取れていることで指に触れても丸みを帯びている分、楽なつけ心地なのです。
従来の角がある指輪に比べて着脱の際にお肉の引っかかりが少なくなり不快な気分になりにくくなります。
また、つけ心地もずっと良くなることから普段指輪を着けなれない方や、初めて指輪を着ける男性には最適な形状です。
では何故、内甲丸の指輪が角がある指輪と比べてつけ心地が良いかというと、
「指に触れている指輪の内側の面積が角がある指輪に比べて角が取れている分少なくなり圧迫感を感じない」
からなのです。
多くの方は内甲丸の指輪の良さを知ればそれを好みます。
お店の人もそれを知らない場合も少なくありません。
説明を求めてもキョトンとしてしまうスタッフもいます。
中には内甲丸でない指輪を好まれる方もいます。
きつめの指輪で圧迫感が好きな方も。
お店に2種類のタイプがあれば購入前に試着をする事をおすすめします。
内甲丸とは、表面ではなく指輪の内側が甲丸のように角がなく丸みを帯びていることをいいますので表面のデザインにはほとんど制限はありません。
表面がどんな形であっても指輪の内側が丸い内甲丸は指あたりが大変良く、つけやすく、外しやすく、着けていて圧迫感がないのです。
特に使い心地やつけ心地を重要視しているオーダー、リフォーム専門店では多く採用されています。
3.結婚指輪の幅や厚みもつけ心地に影響する
結婚指輪の幅や厚みによってつけ心地は違います。
結婚指輪を購入するときほとんどの方々はデザインやブランドで決めることはあっても結婚指輪の幅や厚みを考える方は少ないと思います。
そして、中には幅や厚みなどに関して何も説明しないお店もあります。
お客様が購入した後のケアやメンテナンスも行わないお店も存在します。
要するに「売りっぱなし」です。
つけ心地の良し悪しなど教えてくれないお店もあるのです。
そのようなお店に出会わないように、また一生大切に使い続けるためにはぜひ重要なことだと認識しておきましょう。
幅や厚みがある指輪はその分貴金属の素材を多く使っているので重さがでます。
幅が広い指輪は指に触れている面が多いので人によっては締め付けられているかのように感じます。
幅が広い結婚指輪にしたい場合はデザインにもよりますが、自分の通常のサイズよりも1号から3号大きいサイズを注文するとよいですよ。
もちろん、そこにもプロのアドバイスを求めて下さい。
また、指輪の幅に関係なく、厚みが薄い結婚指輪は内側の角が鋭利だったりする事も多くあります。
指に食い込んで痛みが出たりもする場合もあります。
毎日着ける結婚指輪だからこそ指輪の幅や厚みはつけ心地の面でとても大切な事なのです。
デザインだけではなく実用的かどうかもしっかり検討しましょう。
3-1【おすすめの幅】
結婚指輪を選ぶ際にデザインの次に気になるのが指輪の幅です。
指輪の幅によってつけたときの印象が変わります。
シンプルに身に着けたい方におすすめの幅は、
女性の場合2.5mmから3.0mm。
男性の場合3.5mmから4.0mmです。
実際にこのサイズが一番多くリクエストされています。
カップルの多くは女性の結婚指輪の幅よりも男性の結婚指輪幅を0.5mm~1mm程度幅を広くしています。
男性の手や指が女性よりも大きい場合が多いのでバランスをとるためです。
また、男性は女性より力が強い事が多いので耐久性の事も考えて幅や厚み少し多めに決めるのをおすすめします。
重ね着けをしたい女性は婚約指輪の幅と厚みも気にしましょう。
また、若い女性の中で「細ければ細いほど可愛いから好き!」と細い結婚指輪を希望する方が多いことから多くのお店でその細さを採用しています。
ただし、あっという間にゆがみますのでご注意ください。
細くて可愛い指輪はXmasやお誕生日におねだりして下さいね。
4.0mm以上の幅の指輪を選ぶ方は印象的な指輪にしたい方や幅広い指輪が好きな方が多いのです。
重さも出ることから結婚指輪として毎日使えるものなのかつけ心地も含めてプロに相談しましょう。
結婚指輪は毎日着ける物だからシンプルで幅が細い指輪を選ぶ方が多いですが、毎日身に着けるものだからこそ細すぎずきちんと強度のことも考えて選んでくださいね。
3-2【おすすめの厚み】
指輪の厚みを気にする方はあまり多くありませんが強度面で大切なポイントです。
毎日着ける指輪だからこそシンプルな物を選んだとしても厚みまでも一緒に薄い指輪を選ばないように注意しましょう。
デザインがシンプルなのと厚みや幅がシンプルなのは全く別の事です。
ある程度の厚みや幅があることによって結婚指輪に強度が加わると同時に高級感がでます。
既製品で多くある厚みは1mm程度です。
中には1mm以下の厚みの結婚指輪も存在します。
デザインにもよりますが、せめて厚みは1.3mmは欲しいですね。
1.5mm位あるとしっかりした感じがでてきます。
ただし、2mmを超えるとつけ心地が悪いと感じてきますので絶対に試着をしてみましょう。
厚みがないと指輪は形が変わってしまう場合やあまりにも厚みがない場合は折れてしまうことすらあります。
4.結婚指輪におすすめの材質
材質やデザインによっては着け心地は異なることはあります。
また、人によって着け心地は異なりますので必ずしもシンプルな指輪が着け心地がいいとは限りません。
内側の形状などで大きく変わりますので必ず試着をして決めましょう。
4-1【材質】
材質によって多少着け心地が変わります。
結婚指輪として最も多い材質は断然プラチナです。
貴金属としても大変安定していて酸化したり変質したりし難いので肌にもおおよそ安心してつけられます。
金も安定している貴金属ですが放っておくと赤く灼けたりします。
ただし、クリーニングをすればもとに戻るので心配はいりません。
シルバーは酸化しやすくアレルギーで肌が敏感な方には向いていません。
使いながらでも酸化して黒くなってしまいます。
重さもつけ心地の観点からみると知っておいてもよいでしょう。
金とプラチナの重さはあまり変わりませんがシルバーはそれに比べて軽くなります。
毎日つけるものだから軽いシルバーがいいというわけではなく、結婚指輪としてあまりおすすめいたしません。
何故ならシルバーは特に酸化しやすい貴金属ですので黒く変色し使いにくくなります。
4-2【デザイン】
デザインによって指に触れる部分の面積が異なりますのでつけ心地は変わります。
幅が広い指輪は、指に触れる部分が多いので指のお肉が逃げにくくなります。
お肉が逃げない分指輪をしている指に圧迫感を感じる方もいます。
また、指輪の表面に大きな石とメレダイヤがセットされている指輪は表面と手のひら側の指輪の厚みが違うので均一でない分、重さの違いに違和感を感じる方もいるかもしれません。
指輪の重さと言っても身に着けていくうちに慣れていくかと思います。
しかし、毎日つけることを考えて重すぎないものを選びましょう。
5.着け心地の良さを保つためのアドバイス
結婚指輪は毎日着けっぱなしにする方がほとんどです。
いくら金やプラチナだからといってクリーニングをしなくていいはずはありません。
清潔に保つっことも大切です。
そして、指のサイズは年齢と共に変わる方や妊娠によっても変わる方がいます。
緩くなったり、きつくなったりした場合はサイズ直しを検討しましょう。
指輪のサイズに違和感があると着け心地が悪くなります。
特に結婚指輪は毎日身に着けるからこそサイズに違和感を感じたらプロにサイズ直しが必要か相談することをおすすめします。
ご自身にあったサイズの結婚指輪を着けることは、心地よく身に着ける最大のポイントなのです。