この記事でわかること
1)メニュー内容と金額
K18リフォームリング制作
不要なジュエリーのお買取り
ご金額
リフォーム代金 278,000円+税
買取り金額 △ 45,000円
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233,000円+税
2)お客様の持ち込まれた素材
- Pt950 0.4ct ダイヤモンドリング
- Pt950 マリッジリング×2本
- K18 ダイヤモンドファッションリング
- Pt950 ダイヤモンドエタニティリング
3)お客様からのご要望
- 0.4ctのダイヤモンドをセンターに留めてフランスのブランド「フレッド」風に作ってほしい。
- 下地としてK18を溶かして作りたい
- エタニティリングについている小さいダイヤモンドも使って作りたい。
- 幅の広いリングが好みだが、着け心地にはこだわりたい。
4)それに答えるためにどのようなことに気を付けたか
0.4ctのダイヤモンドをセンターに留めてフランスのブランド「フレッド」風に作ってほしい
ハイブランドのデザインをモチーフに作りたいというご希望の中でも人気があるのが「フレッド」
ジュエリーが制作される場合、どのブランドやジュエリー店でも、先にデザインがあってそれに合う宝石を選んだり、宝石の形や大きさから無理のないデザインを興して制作したりするのもですが、「リフォーム」というものはすでに使う宝石の大きさは決まっているので、作りたいデザインが決まっている場合、使うダイヤモンドの大きさでご希望のデザインのように素直に制作すると全く別の物が出来てしまうリスクがあります。
デザイナーは希望のデザインのイメージが壊れないようにリデザインすることが求められます。
特に気を付けたことは、センターのダイヤモンドが0.4ctで大きく、ダイヤモンドの直径と同じだけの幅ができてしまうので、全体の重量が重くなり過ぎます。
そこで出来るだけダイヤモンドの直径ギリギリの幅にすることと、ダイヤモンドを埋め込みすぎることなく少しだけ、自然な感じに飛び出させ、センターのダイヤモンドから横に伸びる地金の幅を狭めました。
指輪の内側の部分も指当たりが良くなるように丸く仕上げ、角張った部分を削りました。
下地としてK18を溶かして作りたい
お手持ちのK18のリングだけでは大きく不足がありましたので新しいK18を足して一緒に溶かし、制作いたしました。
エタニティリングについている小さいダイヤモンドも使って作りたい
小さなダイヤモンドも大切な素材ですからしっかりデザイン内に入れました。
お持ちのダイヤモンドだけでは不足があるので、当店のアイディアルプレジションカットの輝きの強いダイヤモンドを追加してバランスよく仕上げました。
幅の広いリングが好みだが、着け心地にはこだわりたい
幅が広いリングの場合圧迫感が出てきます。
一般的なリングの幅のサイズより1号から2号大きく作るのが望ましいですが、そうすると着け心地が良くない場合が出てきます。
その場合、指にあたる内側の部分を出来るだけ少なくしていきます。そうすることで指当たりが良く圧迫感のない指輪に仕上がります。
5)こだわりのポイント
ハイブランドのジュエリーをモチーフにする場合、その全てをまねることが良いことではありません。
気に入っている部分をアレンジしてご希望のデザインにすることで、そのお客様だけのデザインになります。
更に指輪の正面の部分に小さなダイヤモンドをセットしたことでボリュームがある指輪の表情を柔らかくしました。